欲張るから

生後4ヶ月から
スイミングを始めた娘
4歳になった今
クロールと背泳ぎをマスター

そんな娘を
熱い視線で応援する私は
未だカタヅチ

娘のように泳いでみたい
そんな想いが募り

先月から
スイミングのレッスンに
通い始めました

「女は黙って筋トレ」を口癖に
ほぼ毎日
運動を続けているので
根拠のない自信はありましたが

そんな自信は初日で
叩き潰され

息継ぎの度に
鼻から水をがぶ飲み
レッスンが終わる頃には
飲み放題で
お腹はパンパン
鼻はキンキン

レッスンから帰宅すると
泳ぐのは命懸けだと
4歳の娘にぼやき
アドバイスを請う

身体の力を抜いて
パッと息を吐けば良いよ

プールで出会ったおばあさんにも
「そんなに必死で空気吸わなく大丈夫」
とアドバイスを頂き
「足りない気がする」と言う私に
「欲張るから溺れるんだ」と

欲張るから溺れる
欲張るから余計なものまで入ってくる
人生と似ている気がする（笑）

確かに春に見た鯉は
プワァと
ほんの少し空気を吸って
また水底に帰る

夏に見たクラゲも
力を抜いてフワフワと
水の中を泳いでた

次のレッスンこそは
鯉のように欲張らず
クラゲのように力を抜いて
泳いでみたいと思う

何でこんなにも
泳いでみたいのか

娘の影響もあるけれど
海が広がる街に
移り住んだから
のような気もする

街中はざわざわしてるけど
今日も海は静かで美しい

今日もkolo kolo